で、まあ実際のところ4クール描いたとしても目覚ましく面白くなりそうには思えなかった(エンターティメントを提供する気ないのにはほとほと飽きれた。企画提示の際にスポンサーだますアニメが多いのは知ってたけど視聴者までここまでだましてるのはめずらしい。お茶の間で楽しめる痛快作をめざすという放映開始前の雑誌インタビューは一体なんだったんだ)ので、打ち切り短縮という形になった事は視聴者としても、あるいは製作者の視点としてみても、正解だったと思う。見る価値はいろんな意味でありましたけどね。現実逃避はほどほどにね☆ってメッセージ性は大事なことだし。やろうとしてた事自体の狙いは悪くなかったけど… デコレーションについて詰めが不足してたというか、製作諸関係の連携が良くなかったのかなあとも。しっかし竹田PDはどうしたらこんなに珍作を連発できるんですか? うーん前番組のぶらぷらとシナリオ破綻のひどさを比べたら… ちょっとはこちらの方がマシかな。でも、ぶらぷらは少なくとも見ていて嫌な心持ちにはならなかったしなあ。とりあえず携わった方々にはお疲れさまといいたいです。皮肉ではなく。
2007年04月01日
妖奇士#25(終)「ヒトハアヤシ」
展開が押し過ぎてるためにカット繋がりが忙しなかったものの演出の踏んばりによってなんとかまとまったなという印象。脚本の方は三倍差カップルのその後を想像するとなんだか考える事をやめたくなったので… っていうか狂斎あれで放置かよ!! がきんちょは出る幕ありませんでしたというひどい当て馬扱いだなー… でも、中年フリーターが親方日の丸こそ手にいれそこねたけど若い恋人とゆかいな仲間とそれなりの人脈は手に入れましたハッピー! ってオチはわりと爽やかだと思いました。いいなあ。空飛ぶ脳内友人まで健在だもんな。わしもゆっきーみたいになりてえー…アヤガミ取り出す練習でもしようかな。アヤガミといえば最後まで使われ方が意味わかんなくて笑えた。なんで江戸元から取り出したアヤガミででびるゆきあつが助かるんですか?わかりません!!
で、まあ実際のところ4クール描いたとしても目覚ましく面白くなりそうには思えなかった(エンターティメントを提供する気ないのにはほとほと飽きれた。企画提示の際にスポンサーだますアニメが多いのは知ってたけど視聴者までここまでだましてるのはめずらしい。お茶の間で楽しめる痛快作をめざすという放映開始前の雑誌インタビューは一体なんだったんだ)ので、打ち切り短縮という形になった事は視聴者としても、あるいは製作者の視点としてみても、正解だったと思う。見る価値はいろんな意味でありましたけどね。現実逃避はほどほどにね☆ってメッセージ性は大事なことだし。やろうとしてた事自体の狙いは悪くなかったけど… デコレーションについて詰めが不足してたというか、製作諸関係の連携が良くなかったのかなあとも。しっかし竹田PDはどうしたらこんなに珍作を連発できるんですか? うーん前番組のぶらぷらとシナリオ破綻のひどさを比べたら… ちょっとはこちらの方がマシかな。でも、ぶらぷらは少なくとも見ていて嫌な心持ちにはならなかったしなあ。とりあえず携わった方々にはお疲れさまといいたいです。皮肉ではなく。
で、まあ実際のところ4クール描いたとしても目覚ましく面白くなりそうには思えなかった(エンターティメントを提供する気ないのにはほとほと飽きれた。企画提示の際にスポンサーだますアニメが多いのは知ってたけど視聴者までここまでだましてるのはめずらしい。お茶の間で楽しめる痛快作をめざすという放映開始前の雑誌インタビューは一体なんだったんだ)ので、打ち切り短縮という形になった事は視聴者としても、あるいは製作者の視点としてみても、正解だったと思う。見る価値はいろんな意味でありましたけどね。現実逃避はほどほどにね☆ってメッセージ性は大事なことだし。やろうとしてた事自体の狙いは悪くなかったけど… デコレーションについて詰めが不足してたというか、製作諸関係の連携が良くなかったのかなあとも。しっかし竹田PDはどうしたらこんなに珍作を連発できるんですか? うーん前番組のぶらぷらとシナリオ破綻のひどさを比べたら… ちょっとはこちらの方がマシかな。でも、ぶらぷらは少なくとも見ていて嫌な心持ちにはならなかったしなあ。とりあえず携わった方々にはお疲れさまといいたいです。皮肉ではなく。
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確かに最終回は、「大急ぎ」感ありありでしたけど、
それなりにまとまった気もします。
当て馬の方々の放置っぷりは気の毒でしたが(笑)。
アヤガミについては僕もよくわからなかったような?
全体的なシナリオの完成度はともかく、時代劇+
アルファのアニメ作品としての雰囲気は、個人的に
そこそこ楽しめた作品でした。
いえ、時代劇という枠の中で無茶をする作品という
のが好きなので。
なかなか大成功作ってないですけどね。
いやー、本作の感想については土6なのに盛り上がってないのを自分なりになんとかしたかったりもあって最初の方はやたらはしゃいでたきらいもあり、ご不興に感じられた方もおられたら申し訳ないなあと思ったりもしたのですけど反面、複数の方にコメントも付けていただりして良い思い出になりました。その節はありがとうございました。
>時代劇という枠の中で無茶をする作品
どうせなら、もっともっとはっちゃけてくれたら良かったのですが。漢神の理屈っぽさははっきりいってマイナスにしか働いてなかったような気がします。ところで破天荒時代劇アニメとしては「バジリスク 甲賀忍法帳」がけっこうオススメです。もしCSで放送される機会がめぐってきましたらぜひお試しください。
半年間感想お疲れ様でした。
私はこの作品に対しては波長が合ったのか、全く客観的に評価出来ない、何をされても許せるモードに入ってしまったので、それなりに満足度の高い最終回でした。
元々「ここじゃないどこかへ」とか「行く所も帰る所も無い人間」というテーマにメチャクチャ弱いんですよ。テーマの無い作品の方が商業的に成功しやすい時代なので、余計に肩入れしてしまっている面もあると思います。
三和土さんのご指摘の通り、製作陣の連携が良くないのは贔屓目にも感じていました。特に前半は、初っ端から暴走大全開の會川さんのテンションに演出が置いていかれがちだったのが勿体無く感じました。一部スタッフの思い入れが強すぎる企画にありがちな失敗ですよね。
しかしその辺が上手くいっていても打ち切られなかったとは思えない……(苦笑。良くも悪くも竹Pでなければ通してくれなかった企画だろうと思います。
お勧めのバジリスクは4月9日から時代劇専門チャンネルで放映されるので楽しみに待っています。
本作はHSさんのように思い入れが深い視聴者も実はけっこうおられた事は、感想界隈をめぐっていても感じられました。マイナー嗜好な私も身に覚えがある状況であり、やはり作品は「楽しめた者勝ち」だなあと感じる次第です。個人的には、往壓がもっと自分の矛盾だらけの姿に苦悩する様子を具体的に描いてくれていたら感情移入できたかなと思うのですが。
>「ここじゃないどこかへ」とか「行く所も帰る所も無い人間」というテーマ
文学とか芸術とも縁が深いモチーフですよね。往壓が少年時代は絵巻物や草子にハマっていたとか、狂斎が絵描きとして変人道を極めるとか、プロットに絡める予定ももしかしてあったかもしれないと思うと勿体なさがぶり返します。あとこのテーマが演出された箇所ではアビの姉と往壓が対峙するシーンがかなり気に入ってます。メインテーマBGMの用い方もピタリとハマってましたし。
>しかしその辺が上手くいっていても打ち切られなかったとは思えない……(苦笑。
うわ、痛いところついちゃってますね(笑) たしかに。…でもそう思うと竹田PDははじめから負け戦覚悟だったかもって思いいたって、業の深さに慄然としたり… テレビ局って魑魅魍魎。しかし、繰り返しになりますけど意義は感じられる企画性だったんですよね。あるいは、出崎統監督ぐらいの剛腕タイプを招聘していれば、クセの強い會川脚本をうまく料理できたいたのかもしれません。妄想は尽きませんね。
バジリスク、シリーズ構成が大河ドラマ的ともいえるんです。あるいは、まとめて数本ずつ視るスタイルが向いている作品かもしれません。ぜひ視てみてくださいー
そして無事奇士感想完走おめでとうございます。半年間楽しませていただき、ありがとうございました。自分の感想では「(BONESの)徒花」とか書きましたが、決して貶すだけの意味ではなく(徒花として名を馳せることもあるので)、いかにも桜花の季節にふさわしいエンディングだったと思うのです。しかし竹田Pはきわどい路線をこれでもかこれでもかと行きますなあ。三和土さんも書かれてますけどメッセージ性が強すぎて娯楽面が負けちゃってる感じになってしまったのがやはり残念。あとは枠の失敗。U局深夜枠ならもっと冒険できたんじゃないでしょうか。
土6で蛮勇の名を馳せることになった妖奇士ですが、2クール目からは評判はやや上がり傾向だったりしたのと合わせて、私も最終話の後味は悪くないものだったと思います。奇士たちはいい桜を見てるだろうなあ…
>枠の失敗
おそらく、土6にこれではウけないとは製作者自身が最初から分かっていたのではないかと感じられる向きがあるんですよね。それでも押し切れる竹田PDのおそろしさを痛感した本作でした。うーん「地球へ…」には深く関与していないことを祈りたいです。さて、もしもっとマイナーな枠に入れていたとしたら。…あれ、もしかしたらコンセプトがちょっぴり「怪〜ayakashi〜」とカブッてたり? あれを更にみっちりと世知辛く地面を這いずるようにした描写と演出で描けば、あるいは地味ながらアニメ史に残るような異端作に… でもでも、しばらくはやっぱりAIKAWA脚本を信用する気には到底なれません、私は(笑)