2007年04月11日

D.Gray#26「終末への幕明け」

善良な人間性を強調した先週エピソードを受けて、イエーガー元帥の敗北展開(ロードの夢攻撃描写は緩急リピートぶりがいいアイデアでした)にどんな酷いインパクトを与えられるかとハラハラしながら見た心臓にやさしくない回。結果としては、ノアの一族のエクソシストへの根深い悪意を示しつつも過剰な惨さは避けている印象でわりとホッとした。ただ病室に座っていた時の元帥の表情はちょっとクドすぎるタッチだと思ったけど。さて、原作においては精神を壊されたイエーガー元帥の様子がイメージ映像的に描かれていただけであって、今回のオリジナルエピソードはアニメ版においては独立宣言とも呼べるほどの踏み込み方。ビジュアル面やファッション性優先キャラクタリズムが原作の強みであるけど、それを一定の時間の流れに沿ってストーリーが綴られる媒体であるテレビアニメにそのまま採用する愚を犯すことは当然できなかった。ゆえにより道徳性やヒロイズムを強調することで同時に一般性を取り込んで幅広い層へのアピールを狙ったプロデュース法をとったのだと考えられるけど、現在の時点ではかなりのレベルで成功していると思う。ところで新OPはリナリーのアクションカットがスピード感ありすぎるために、コマ送りの理由ができてしまうサービスぶりに拍手(笑)
posted by 三和土 at 21:01| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ/TV番組感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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