Euphemiaという女性名はどうも実在するようです。ただ私が閲覧したサイトにおいては読みは「ユーフィーミア」と紹介されてましたが。あと、精神病理学用語で「ユーフォリア」という言葉があるのですが、これはイタリア語における『幸福』が語源となって「多幸症」を指しているんだそうで。なるほど、ユーフェミアの無垢さは現実離れした能天気さと表裏一体ではありましたが、それでもやはりユーフェミア皇女の死はルルーシュとスザクに決定的な影響を与えて、彼らの精神的幼年期の終わりを告げた事に変わりはないと思います。世界を変えるという事は誰かの血に汚れなければなしえずに、理想郷の夢は常に孵らないままに潰える。それでも、理想を描く行為は尊いものだし意味のあるものだと思いたいのですが。現時点ではルルーシュは自分が得た能力に振り回されているのが悲しいかな現状だし、スザクもまた私怨の憎しみを任務に上乗せしているように思えてならない。ただ救いを見るとすれば、第一話の時点よりかは現実を骨身に沁みて知ったという面のみにおいて彼らは前進している。あとの方向性は現時点では不明とはいえ。それにつけても、私が一番かわいそうに思えるのはルルーシュなんですよ。妹のナナリーが安心して暮らせる世界にしたいというかつて持っていたビジョンも、ユーフェミアを自ら手に掛けたことで憎しみの対象であった父と自分がなんら変わりのない存在かもしれないという楔を打たれてしまった。今後、ルルーシュは始めてしまった事はすすめなきゃいけないという、手段と目的がすりかわった戦いを続けなければいけない。いわば修羅道に堕ちてしまってるんですよね。そうなると、彼を救えるのはおそらく同じ土俵に立つスザクしかいない。第一期はルルーシュが自己破壊衝動を隠し持つスザクに「お前は生きろ」と告げる物語だった。だから、第二期ではスザクの方からルルーシュに「君を許す」と伝える物語であってほしいですね。
ところでニーナだいはかせがやばげなブツを組み込んでる機体には誰が乗ることになるんでしょうか。以下予想。
本命:ユフィ仇討ち上等で一転意気投合したスザク
対抗:暴動に巻き込まれたショックで記憶を戻したヴィレッタ
大穴:ノリでなぜかミレイ生徒会長
あ、おはようございましたの人を素で忘れてた。裏本命あたりにしときます。