おお振り:原作未読。しかしひぐちアサ氏といえば、個人的に印象が強烈なのが初連載作「やさしいワタシ」のリアルを極めたヒロインの性格造形。そこから180度変わって、基本ほんわりした野球チーム娯楽漫画が描けていてこうやって丁寧なアニメライズまでされているんだから、世の中何がどう転ぶか分からんなとか大げさに考えた。二話めにして合宿話を持ってくるのは楽しげでいいですね。
怪物王女:怪物くん+黒ゴス趣味+グリム童話(フランたんのアイカメラ表示がドイツ語だった)+ハロウィン風味÷4。どうでもいい話だが「怪物くん」は藤子A先生の作品で一番好きだ。企画発表当初から低予算な香りは漂っていたものの、なかなかどうして健闘している印象。背景美術デザインがいい(なんか最近このフレーズ多いね、自分)。EDのテーブルドンドンいいね。あとスカート長いセーラー服の姫カットキャラのOP演出が冴えてる。OPといえばパンダ速ぇ。第一話では、姫が街で浮いてる描写を入れつつ主人公姉弟が他人の目を頓着しない性格であることが描かれていたので、一種の閉鎖空間へスムーズに移行したなと。しかし姫の二の腕たまんねえ。『お嬢様』と呼ばれるにはやはりあの脂肪の付いてなさが必要だ。極論。