2004年09月08日

週刊少年ジャンプ第41号

DEATH NOTE表紙&巻頭カラー号。表紙になるのは、たぶん連載開始以来40号ぶりの二度目(人気作ではあるけど反社会要素のある漫画として目を付けられるのを見越しての敬遠処置との風評あり)。前振り一切なしで扉絵を見せる製本構成、そして空白を大きく取ったデザインの表紙レイアウトなど、相変わらす細心の配慮が為されている印象。

DEATH:ミサミサがふたたび能天気美少女に… そして軽んじられスパイラルの傾向を見せる松田の今後の立ち位置はどうなるのか… 今週も企業エリートグループの登場によって作劇ジェットコースターは加速中。立ち読みで済まさない気迫をこれだけ何ヶ月も維持できているというのは、少年漫画誌ではかなり異例なんじゃないかとやっぱり思う。

リボーン:二度目のセンターカラー。今週は飄々としたおっさんキャラ投入で作品軸の深みを増す試み。しつこいが、ほんとに安定値が高いと思う。

ブリーチ:トレーディング下敷き(こんな商品今まであったっけか)のデザイン、良さげですね。描き下ろしじゃないにしても、久保氏の特色が生かされた企画という感じ。本編では変わり眉まつげが再び活躍。漢数字の四が嫌いだからわざわざ第五席にしてもらったというアホさがいいな〜 天然で自己陶酔しきってるのがなんとも…

Waq:ヒロインが少年を助けるシークエンスの情感のなさに、ああ藤崎先生は変わってないなあと実感。この人の作品の酷薄さ(かずはじめ氏も似てる)が個人的には苦手。あとヒロインの性格がよく分からないのがちょっちストレス気味。次回ではどうだろ。

テニ王:許斐先生の次回作は、BL層を狙った学園ギャグ漫画がいいと思う。…でもそれってやっぱり今と同じか。…同じだな。『青春学園』って正式名称が出てくると何度でもギョッと出来るし。

武装錬金:ちょっと持病の夢遊病が。今週のベストセリフ。戦士・千歳のクールでさりげない登場、とっきゅんの天然ストロベリーっぷり、桜花の有能さと女性キャラが輝いてたナイス回でした。

いちご:あんなところでビキニに着替えられる西野の微妙な無防備女っぷりは萌えるかもしれん。さて次号では布団を並べての夜?

ミスフル:読みにくさと倦怠感に覆われた合宿編も終了。さて新章で空気は持ち直すのか。

ぷーやん:うわーマンキンに勝るとも劣らないわけのわからない最終回。ほんとにクスリキメてるとしか、正直思えない… というか思わずマンキンとこの漫画をくらべてしまった自分に嫌悪感。

ジャガー:先週に続いて絶好調。ジョン太夫の人間として終わってるっぷりがたまらーん! コマ外の注意書きとか、ウェイトレスやジャガピヨ組のレスポンスとか完成度高いっす。

読切:魔人探偵 脳噛ネウロ(松井優征):グロテスクコミカルで、かつミステリーとホラーをミキシングさせた作品。まだまだ稚拙な技術の絵柄と凝った作品手法とのギャップで全体の印象を強めている。これ、連載まで短期で漕ぎ着けるかもね。主人公とヒロインのキャラもたってるし。

マンキンが終わったせいで、どうも後半以降はあまり頁をめくる気が起きない。パーッととばしてジャガさんを読む感じ。
posted by 三和土 at 17:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画媒体感想(更新終了) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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