第1話よりずっと面白く仕上がってると感じた。晶は小学校低学年ぐらいまでに母親を亡くしていて、父親を助けて(食事作りも交代でこなしている)自然と良い子で通してきている。その影響でどうも自分自身の自由意志を抑圧しがち(哲郎に『やりたいことはないのか?』と不思議がられているシーンあり)。ガイバーユニットに見込まれた(という解釈で合ってるかは怪しいけど)のはその辺りにポイントがありそうとか想像を自然と誘われる。
あとは瑞紀への視線ね。寝込んでいるとおかゆを作ってくれる家庭的そのものな幼なじみっ娘。なるほど意識していくだろうと、こちらも自然に納得。というか、またまた手垢にまみれたフロイト的概念からいえば、彼女は晶にとっては(母が早く亡くなったためについぞ克服しきれることのなかった)エディプス症候群期の代償となる核の存在。平たくいえば象徴的おっかさん。転じて護りたい/護るべき対象そのもの。で、その代償エディプス・コンプレックスの敵視衝動の向かう先はといえば瑞紀が憧れる巻島となるわけで、基本となる構図がこの時点できれいに提示されてるわけですよな。(…いや、たぶんラスボスのラスボスは巻島だと思って言ってるんだけど。何分原作もいつ終わるか分からないペースで連載されてるらしいし、まあなんとでも言っていいよね…)
アクション上では、偽刑事に廃工場に連れ込まれるというこれまたべ…オーソドックスな展開にワクワクしました。いーよーいーよー。…つうかなんで口を割らせたい哲郎じゃなくてツレの晶を締め上げるの?絵面の問題?