うーんと、印象が良かった順にでもぱらーっと感想やってみます。
IGPX:リズが思いのほか大人な人だ。そして乳でかめ。主人公は車に乗ると人格変わるタイプという感じですか? 今まで本郷みつる監督作品の、なんといいますかのほほんとしながらも腹芸的な会話テンポが苦手だったけれど、これはなんだかガチンコレース(結局アメフトとF1を足して割った感じな競技、でいいのかな)というモチーフの子供っぽさと相殺されていい具合に思える。猫たんかわいい。でも三毛なのにしゃべりは雄っぽかったなー
ソルティレイ:AIC基調でCGI技術協力にGONZOという形っぽいかな。AICアニメでありがちな男キャラと女キャラのデザインラインの乖離も、主役二人の年齢差が親子ほどなので気にならない。つうかヒロインの頭、鳥みたいでかわいいな。あとばぶるがむくらいしすのよろいが出てたよ?! 常時つまさきだちしてるやつ。ところでおっさんはいいマンションに住んでるなあ。
ARIA The ANIMATION:音楽と舞台設定がすばらしい。当然、それらは筋のしっかり通った演出によって一体化して意味を為してくる。主人公の属する会社の鳥瞰構図カットの挿入タイミングに、どことなく「とんがり帽子のメモル」の空気を思い出した。
パラダイスキス:アバンでは非商業アニメのコンテスト番組でも始まったのかと思った… みわこちゃんが性格よくて和む。もしかしてこの子が松本まりか嬢のキャラですか? 小林治氏のちょっとした男っぽさが少女漫画色をやや打ち消しており、少女漫画を読みなれていない人でもそれなりに見やすく仕上がってると思った。あと風太きゅんかわいい。
アニマル横町:OP歌の意図的な調子の外れ具合がこえぇぇー(笑) ヒロインのおうちが程よく理想化された洋館でおんなのこの憧れを誘ってくれそう。あとパンダやうさぎの言動がわりにメタっぽかったりするのが隠し味ですね。それと印象に残ったのは日本人と韓国人それぞれのスタッフが役職ごとに上下に並んでクレジットされてた-遊戯王GXにしろ、ぎゃろっぷはかなり韓国サイドとの連携がうまくいっている様だよね-のとか、やまなみさんはやはりうまなみに語源があるのだろうかとか。それにしてもヒロイン幼稚園児にしてはしっかりしすぎ。
CLUSTER EDGE:サンライズ制作で初回の動画枚数がこんなに少ないことにショック。これじゃ、通常時の犬夜叉にも見劣りしてるじゃん! しかしそもそも、この番組での淡い色の髪のキャラクターが全員カトルに見える私は楽しむのに向いてないのであるとも言えるのであろう。アゲートはけっこう好感持ったけど、しかしこの主人公にしてもファーストエピソードにおいて何をやろうとしているのか/それぞれ何を狙った行動なのかがよく分からないというのは脚本の練り不足に思える。
--以下、嗜好評価ほぼ横並びです--
はっぴぃセブン:すいません。OPの途中で挫折した。期前にはチェックすると言ってたのにすいません。しかし永野のりこ氏の娘さんがもうそんなに大きくなっていようとは。写真を公式サイトで拝見したけど、雰囲気や顔立ちがお母さんにほんとそっくり。
アカギ:鼻がほんとにとがってて、俯瞰になると思わず先端恐怖発動! 麻雀知らないとやっぱり無理でした。古谷徹声の解説がまったくぜんぜん理解できなくて思わず笑った。
韋駄天翔:明快MTBアニメがいきなり世紀末救世主伝説の舞台にトリップしてて目を疑った。そしてそこではマントヘルメット青年が説明役を頼まれてもいないのに。幼年男児向けアニメってぶっ飛んでるなあ。
灼眼のシャナ:こういう絵が今の流行だとはなんとなく理解してるけど、個人的にはかなり苦手。そしてシナリオがライトノベル文体まんまでそこでも悶絶した。ラノベといえば菊地秀行@ソノラマ文庫だったおばさんには無理やー かなわんわー
…あー、やっぱどうしても言わんでいい感想まで言ってしまう(笑) 阿呆な性分や…
キャラ立ってなんぼの池田作品で、キャラ立ちしていないうちにあれよあれよといっぺんに出しちゃったのが原因でしょうね。
ある程度話が進んでから見返すと悪くないんですけれど。
三話からは地に足のついた演出で、意外性のあるストーリーと共に面白くなって来ました。
池田(ほぼ)オリジナル作品って、約10年ぶりなんですよね。
最初は脚本やコンテを全部自分でやろうとしていた人なので(だから制作状況が厳しくなったらしいんですが)、なんとか最後まで監督でいて欲しいなぁと思います。
むしろ、それがもっとも心配というか…(笑)。
ソルティレイはツンデレおっさん萌えアニメという、世にも素晴らしいレオンだと思います(笑)。
GONZOは萌えアニメを作る天才です。
そうか、放映前はなんとなくソルティの方がツンデレヒロインなのかと思ってたら、蓋を開けてみたらおっさんの方がツンツンしてた、と。ナイス意外性。
クラッジ(また勝手な略称を)は、いつもの池田監督作品のエレガンスで余裕のある雰囲気がなかったのが不審でした。脚本までやらなくていいと思うんですけどねえ。演出面に力を注がれた方がおそらく。ともあれ、まだまだこれから挽回の余地はありそうな感じなんですね。ネット上の感想にこれからも注目したいです。
>なんとか最後まで監督でいて欲しいなぁと思います
いや、もうほんと。この一点に結局尽きますな。