2005年11月10日

ガイバー#10「追撃への序曲<プレリュード>」

悪の組織の幹部はやたら膝を組んで、ワイン嗜むやらデミタスカップでコーヒー飲むやらしてくつろぐ。と、そこへモノローグ大好きな野望のかたまりの男子高校生部下が早変わりしてドアの中やら外へ行ったり来たりの二役を演じる。
主人公の父は人質となり車の中へ拉致されて「私をどこへ連れていく気だぁ 降ろせ、降ろしてくれぇー」とリアリティを見せようとする努力の片鱗も見られない台詞を吐き、助けに出た主人公を陰から見守っていた長髪グラサンの謎の青年は頼まれもしないのに援護に出て、逆に足手まといとなるのであった。

実に爆笑必至な回でありました。もう原作との違いがどうのこうのというレベルでなく、即物的な趣向のセリフと全体を覆うアナクロ感は同期アニメの追随を許さない。いいね、こういう微妙な具合に(私はあえて一般映画を意識して大人しめに演出調整してる今シリーズのコンセプト自体は支持します)仕上がってる番組大好きだよ!! もう私はほそのゆうじ氏の名前忘れませんから!

ところでそんな中、稲田徹氏の演技はあいかわらずずば抜けて素晴らしいのだった。この人を複雑な役どころであるアプトムにキャスティングした一点は、まちがいなく今シリーズの成果。というかキャスト面においてもやはりいまひとつの布陣なのかもしれんとかえって実感することになったわけで(あきらかに足を引っ張ってるレベルが混じってるということでもないんだけどね)。
posted by 三和土 at 00:29| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ/TV番組感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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