2007年05月27日

エミリー#8/精霊の守り人#8

「お母さんの部屋」:ジュリエットの少女時代は作中一の可愛らしさで満足。でもダグラスとの馴れ初めも少しは見たかった。ケント夫人がテディを連れ帰るシーンとエリザベスが亡き妹へのわだかまりをほどく描写は対になってると思うけど、わりかし生々しい感情がモチーフの作品ではあるのだなあと。あと秋のプリンス・エドワード島の風情もすごく良かった。ダイアモンドダストみたいなのは、霧の粒子が風に飛ばされる現象? 「刀鍛冶」:刀鍛冶の老人を媒介として、バルサとモンたち刺客それぞれの思惑が交錯す..
posted by 三和土 at 21:48

2007年05月21日

エミリー#7/精霊の守り人#7

「大好きな林」:エミリー・ザ・親爺ころがし伝説本章のはじまりはじまりー。…夜道を領地から離れた街の教会まで行くのは少女にとっては相当おっかない事だと思うんだけど、それをもっとしっかり演出すべきだったと思う。そうでないから、今回はご都合主義なプロットが目立ってしまってる。ゆえに、出てくるおっさんみんなが怪しすぎて笑えててしまうんですよー ジョンは馬車でようじょかどわかし狙ってるように見えるし、おとうさんはおとうさんでエミリーの心理下に聞こえてきた語りかけがなぜか抑揚なくて霊界通..
posted by 三和土 at 14:39

2007年05月16日

「エミリー・ローズ」('05 米/監督:スコット・デリクソン)

少女の死因は悪魔憑きか精神疾患か? というか良い大岡裁きでした(笑) 「司祭の刑期は今日で終わったことにしてはどうでしょうか」って陪審側に言われたからって「それでOK!」みたいに裁判官が返して、手続き上は問題ないのかなあ。書面上は有罪、実質無罪って事になるけど、一応は執行猶予みたいな形を取るんだろうか。 被告と弁護人の絆の成立でカバーされたために視聴中では気にはならなかったけど、あえて引いた視点でみてみると、特定の宗教色に引きずられた形で結審したのには腑に落ち..
posted by 三和土 at 14:24

2007年05月14日

エミリー#6/地球へ…#6

「毒りんご事件」:今回のエリザベスはダメだー 自分勝手すぎ。のっぽのジョンは伯母と姪との感情の衝突のとばっちりを食らった格好で、ああまで女になめた態度取られたら当時の男としてはそりゃもう怒りで腹が煮えくり返ることでしょう。エリザベスは礼儀作法にうるさいくせに、淑女としての嗜みに則ってなかったりして他人に嫌われるのも頷けるところがあるキャラ。やっぱりリアルだなあ… 私の父方の亡き祖母をちょっと思い出すし、もっと嫌なことには私自身が段々そういうババァ化していってる(笑) 今回は..
posted by 三和土 at 01:21

2007年05月06日

エミリー#5/地球へ…#5

「はじめての舞台」:まああんなシナリオ目の当たりにしたら『天才の伝説発端に立ち会ってしまった』と思いますけどね。とはいえイルゼ(今回は平山智氏作監でいつもより美少女度アップ)の朗々とした発声と生き生きした演技にも助けられてのことだというフォローがあったのであまり気にならなかった。しかしローダは抜けてるところがかわいいね。ローダパパはもっとかわいい。美人で気の強いローダママに頭があがらないんだろな。王道選択と物資の厚さで定石を敷いたローダに期せずして発想の転換で簡素な舞台の叙情..
posted by 三和土 at 03:05

2007年04月30日

エミリー#4/地球へ…#4

「四人のスケッチ」:あの集落は変人多すぎー。ケント夫人への町の人々の冷たい態度の描写が意外にシビア。そして息子への愛情はほとんど近親相姦に近い匂いが漂ってくるようで。なんという息詰まる片田舎的情景、とかちょっと戦慄しつつも意識の底ではテディのいじらしい愛らしさにムッハー状態なのだった。女性文芸スタッフが中心なだけに、女性キャラは相当にリアルに性格描写されてますわ。反面、男性というか少年キャラにやや理想化傾向があるのはまあご愛嬌。ところでどうでもいい事だがイルゼは長ずると男ごろ..
posted by 三和土 at 23:35

2007年04月22日

エミリー#3/地球へ…#3

「変わり者イルゼ」:アクのあるキャラクターデザインの通りに、子供といえども全員腹にイチモツあり。リアリティの感じられる学級内やり取りなんだけど、陰湿な印象にならないのはエミリーの底が抜けた純粋さのためらしく、演出の腰の座りの良さはなかなかのもの。黒幕ローダがひっぱたかれてすぐ泣いたところはなんだかホッとしたりもして。あとやっぱり背景美術がかなり丁寧かつ詳細でいいです。風通しのよい気候が伝わってくるし、アーリーアメリカン様式の屋敷の陰影も効果的。ああいう屋根裏部屋は見るだけでわ..
posted by 三和土 at 03:35

2007年04月15日

エミリー#2/地球へ…#2

「マレー家の誇り」:エリザベスへのわだかまりをジミーの過去話を聞くことによってそれとなく解かれるエミリーの様子、おさげ、そして血を分けた伯母との絆と自分自身との誇りを賭けた少女の精一杯の矜持。人と人との間に生まれる安心感や緊迫した空気を、安易にどちらかを貶めることなく描く演出は品がいいし、娯楽番組としてふつうに引き付けられる。それにしてもエミリーが暗い部屋に閉じ込められるくだりの描写は格別に秀逸。小学校の音楽室で、壁にかけられた作曲家たちの古めかしい肖像画を見上げた時の薄気味..
posted by 三和土 at 03:06

2007年04月09日

新番ピーク過ぎての総感

今月下旬のBS-i組や来月と再来月のCS開始組(そういえば「スカルマン」のBSフジ情報はまだだろうか。今月中に始まることはまずないのだろうけど)がまだ残されているものの、先週末を持って全国的に初回ラッシュは一息着いた模様。よってここで当サイトのスタンスを軽く記しておこうかと。 ということでこれまで視てきた中での初回におけるつかみ良好度 ジーグ>地球へ>エミリー≧精霊>鬼太郎>桃華>グレン 相変わらず、我ながら何の法則性も感じられない感性… そしてチェック数..
posted by 三和土 at 16:27

2007年04月08日

(2007春:新)「風の少女エミリー」

OPは堀江美都子氏の歌唱力も感動ものだけど、メロディラインがとてもきれいですね。ED担当のEPO氏はファンなんでうれしい。あとイラストが切り絵調で渋いというか味わい深いですよ。 冒頭では「この独り言の多い夢見がちな少女をどうすれば…」(同じく原作者自身がモデルであるらしい『赤毛のアン』アニメ版はその点びっくりするほど処理が上手かったんだなあとか思った)とはやくもぐったりしたけど、父親がスピード展開で亡くなって(肺結核とかかしら)からマレー家の面々が登場して急速に現実感が..
posted by 三和土 at 00:03

2007年03月21日

<2007春:新番>私家版チェックリスト

当地で視られる中で、初回チェックするつもりがある番組をリストアップしてみました。(BSデジタル民放局の新番組は公表が遅れるため、当方の予想となっております) 4/1(日) 「ゲゲゲの鬼太郎」(ITC) 4/4(水) 「天元突破グレンラガン」(BSジャパン) 注:予想です 4/5(木) 「鋼鉄神ジーグ」(WOWOWスクランブル) 4/7(土) 「風の少女エミリー」(NHK教育テレビ) 〃   「精霊の守り人」(NHK-BS2) 〃   「地球へ…」(MRO)..
posted by 三和土 at 18:39