2007年01月15日
2006年よかったアニメ(改訂)
(このエントリの内容は昨年大晦日に一旦公開されたものですが、その後「少女チャングムの夢」と「009-1」の視聴を終えたため、増補改訂することとしました。同時に放映中作品の雑感も追加。)
<2006年内に終了したアニメ・ベスト3選出>
今期終了今年終了したシリーズでほぼ全話見通した作品名を以下に羅列します(だいたい放送終了順)。
「怪〜ayakashi〜」
「強殖装甲ガイバー」
「雪の女王 The Snow Queen」
「交響詩篇エウレカセブン」
「ノエイン..
posted by 三和土 at 13:28
2007年01月10日
『アニメ調査室(仮)準備中』さんによる「第3回2007冬調査」への回答エントリ
こちらで開催中。以下回答分となります。
2007冬(2006/10-12月期終了アニメ)調査
01,009-1,A
02,働きマン,Z
03,ケモノヅメ,S
04,はぴねす!,Z
05,僕等がいた,X
06,バーテンダー,F
07,N・H・Kにようこそ,Z
08,HANOKA〜葉ノ香〜,Z
09,あさっての方向。,x
10,ちょこッとSister,Z
11,銀色のオリンシス,Z
12,NIGHT HEAD GENESIS,F
13,少女..
posted by 三和土 at 19:16
2006年11月22日
ケモノヅメ再見とWOWOW関連雑記
休日でヒマだったもんで「ケモノヅメ」録画テープを視直してたんだけど、初見ではキャラ作画しか観る余裕がなかったのに比べて、今回は背景の方にも自然と目が行きました。昭和映画を意識した趣きのある手描き美術もすごく見応えあるんだけど、実写画像を加工した部分も異化作用が感じられて面白い。“ふつう”な配色の画面の方が少ない色彩設計も合わせて、つくづくこの作品は何度も味わえるポテンシャルがある、いや必ず複数回観るべきだと思わされました。ほんと、いまだにビデオグラム商品の発売が決定していない..
posted by 三和土 at 16:43
2006年11月14日
(2006秋:新)「TOKYO TRIBE2」
ぱきぱきした描線に蛍光色を積極的に取り入れた色彩設計は、海外でウけそう。
しかしやはり、個人的にストリートギャングものは興味範疇外でしたわ。登場人物の区別すらままならない。
この枠の特徴であるR15ぶりについては、前番組「ケモノヅメ」よりも直裁的にエログロ。イケメンホスト風の青年が原哲夫漫画に出てくるようなぶよぶよ巨体おっさんに掘られるシーンはかわいそうでかわいそうで。
…時間さえ合えば見るつもりだけど、全話は見ないと思うっしゅ。
posted by 三和土 at 00:54
2006年11月06日
ケモノヅメ#13(終)「味は関係ない」
時代と状況の違いから父ほどに道場へのしがらみを持たない俊彦には、剣の道とはくらべものにならないほど由香(とお腹の子)が大事だった。だから、彼は奥義ケモノヅメへの選択を頑として取らなかった。ラブアンドピース。そんな彼の姿に大葉は言う、おまえも父親と同じく食人鬼の女の躍動的な肢体に溺れているだけだろうと(死にそうなほどうらやましかったらしい)。しかしプレゼントのオムツを下痢対策のために装着した姿までさらし、片腕を失い、我を失って鬼化した由香に腹を串刺しにされながら(このシーン、通..
posted by 三和土 at 02:37
2006年10月30日
ケモノヅメ#12「珈琲味のキビ団子」
ラス前ということで、テーマの煮詰めがより激しかったようで描写に込められた意味が一見して分かりにくかった。が、おそらく刃(意外に堕落したというか享楽的にゲーム三昧な日々を送っていたのは面白かった。人は環境によって変わるもんなんですな)は春美への恋情や義理の娘である利江への愛情を自分自身で封じ込めていた(絵本『桃太郎』で錯乱が治まるのは彼の人生スタンスの縮図を肯定できるから)ゆえに腑抜けとなり、利江は愛情の器としての自分の居場所にこだわりすぎたために大葉に足元を掬われ、一馬は元々..
posted by 三和土 at 17:40
2006年10月25日
ケモノヅメ#11「その雨は苦かった」
今までの話数とくらべると、今回の仕上がりの印象は「湯浅テイスト」より「マッドハウス色」が勝っている。その意味ではあるいは#7の小林治氏担当回よりもイレギュラーかもしれない。
しかし検尿シーンは洒落にならないギリギリレベル。これまで一番いやらしかった(笑) その後のBパートで大葉久がどしふん姿で身動き取れない利江に近付いてきた時はほんとにどうしようかなと思つたよ。尺が押し迫っていたこともあってエロ方面に展開しなかったことに心底安堵した。そういう一定のラインは守られている作..
posted by 三和土 at 17:33
2006年10月18日
ケモノヅメ#10「人の不幸は密の味」
大葉おじさんによる企みと悪事が本人の口からあきらかに。俊彦サイドも一馬サイドも追いつめられた。しかし一番気の毒なのはとばっちりを食ったコンビニバイトくんだ! ああ、あのときポン刀を背負った不審な男が来店さえしなければ…
今回において、並列して進んできた俊彦と由香の逃避行と一馬や利江たちによる愧封剣運営との道筋がようやく合流した。次回から三話分は決着編として盛り上がりもさらにヒートアップすることでしょう。安定した構成ぶりです。
体調も悪くて寝たり起きたりらしき一馬が..
posted by 三和土 at 18:46
2006年10月08日
ケモノヅメ#9「甘い夢」
アヴァンの意図よく分かんねー(笑) とりあえず「地獄の黙示録」が好き だけ伝わってきた。
きつい展開でした。おじいちゃんのね、食べ方がね、すごく、老人の咀嚼描写としてリアルで。あの何気ないカットが意識下に残ってるから、もうね…
ピックアップエピとでもいうんでしょうか。今回みたいに車に同乗させてもらったり、はたまた家屋に一晩泊めてもらったり。そこで饗応してくれた人物に主人公は大きな精神的影響を与えられる。
しかし本作の場合は、急転直下に甘い希望は複雑な苦みの茫..
posted by 三和土 at 04:10
2006年10月01日
ケモノヅメ#8「監禁は鉄の味」
や、梁田清之が『デカパイ』とかもっと下品な単語言ったー 萌えると同時に笑った。しつこいぼかしと椅子ぶんなげ殺法にも爆笑。エロでグロでコミカル。最強としか言い様がないな。いつもほぼ凄いけど、今回は神アニメの領域だったと思う。yばい。今期WOWOWやばい。シュヴァとこれの2本だけで一週間生きていけそうな勢い。
男は顔じゃないぜ、という陳腐になりがちな文言を佇まいと行動のみで表した岳人はすごい。なんで由香は別れちゃったんだろうな。あと俊彦がだれもが予想していた通りに由香と出会..
posted by 三和土 at 02:10
2006年09月24日
ケモノヅメ#7「利江の甘い香り」
シリーズ史上最高の濡れ場率。しかしなぜだろう。小林治氏の描くエロシーンには湿度が足りない… いやまあそれでも十分エロかったですよ。特に利江のシャワーシーンは。おっぱいもちあげる量感もすごかったけど、その後なにかが映った気がするよ。でもおいら近目だからわかんない!!
利江がふっきれた。もう敵はない感じ。守りたいのは好きな男というよりも自分の居場所というあたりやら、和やかに話しつつもしっかりテーブルマナーチェック(たしかに箸の持ち方微妙に危うかった)していた抜け目なさやら、..
posted by 三和土 at 04:14
2006年09月17日
シュヴァリエ#5、ケモノヅメ#6
「パレ・ロワイヤル」:フランス革命前には、パリとヴェルサイユふたつの中心地があったんですね。日本史でいえば京都と東京みたいな関係なのかしらん。で、今回は最愛王自らパリに君臨する叔父(史実だとこの時代のオルレアン公はルイの弟だったような。あとオーギュストが劇中では孫なのか子なのかもよく分からない)の元へ出向いて太めの釘を刺すというお話。そしてデオンはアンナとのデートも途中で抜け出しになるわ、重要参考人のボロンゾフのロシアへの出航も取り逃がすわで相変わらずヘタレっ子。おねえちゃん..
posted by 三和土 at 03:50
2006年09月11日
ケモノヅメ#5「女の隠し味」
他の幹部候補2人に比べて世間知に乏しい梅田(アンドロ梅田の影響からアフロヘアの方かとばかり思っていたが、マッドハウスはタツノコ分派じゃないので違ったのだった)が、突然の一馬からの指名(「梅田も大丈夫だよな?」って台詞、状況的にリアルですごい印象に残った)に戸惑いつつ、一時金も入ったしなんか気持ちモヤモヤしてるし、仲間の置いてったスポーツ紙に可愛い風俗嬢の顔写真載ってたし…と歌舞伎町にくりだす端緒から、純粋ゆえに盲目な恋情の行く末までといった流れが説得力抜群。今回はやたら笑えた..
posted by 三和土 at 17:41
2006年09月02日
シュヴァリエ#2「四銃士」
勇気凛々りんりきーりりんだるたにやーん。即席四銃士結成ナリー!! デュマの「三銃士」はおそらくもう出版されてたんだよに? この時代から100年ほど前になるのかしら。しかしデュラン役の成田剣氏の声量豊かな美声に聞き惚れる。堅いキャラが多い印象のある声優さんだったけど、伊達男役がこんなに堂に入ってるとはー。
なんかあったまわるいコメントしか出てきませんが、これも「ケモノヅメ」同様に褒めどころが多すぎて何を言っていいか分からないのです。もうただただフィルムを眺めていたい。それ..
posted by 三和土 at 01:54
2006年08月31日
ケモノヅメ#4「過去の苦み」
桃田十蔵前師範が殺される状況を前後においての、彼の回想による過去エピソード。やっぱり道場の和風の雰囲気があってこその本作ですわ。春美の楚々とした色気といい、高倉健そっくりな十蔵の男前ぶりといい、昭和ノスタルジーがたまらない。
うーん、すばらしい要素が多すぎてかえってどこからコメントしたらいいか分からないですよ。わからないですよ!! とにかく作画も演出も脚本も。そしてそのマッチングが。
というわけで、利江の義理の父である柿の木刃が娶った道場ゆかりの連れ子アリの嫁が相..
posted by 三和土 at 03:18
2006年08月22日
ケモノヅメ#3「しょっぱい新月の夜」
冒頭数分で人物のフォルムが「風人物語」みたいだなーと思ってたらどうも実際に作画監督氏がスタッフだったようで。
今回はこれまでに比べるといまひとつ。逃避行の道筋があまりにも突飛に思えて現実感が乏しくてちょっと戸惑った。由香の(本当の事を言われただけなのに)「なにあれ。感じわるっ」という台詞の意図がつかみにくかったり。伯父さんの別荘になぜ電気が通ってて食材があったのだろうという不思議さへのフォローがなかったりしたあたりとか。
しかしこの番組における吉野裕行はよいですよ..
posted by 三和土 at 01:03
2006年08月16日
ケモノヅメ#2「辛酸の決別」
俊彦はいったんは由香との仲をあきらめるという展開がまずくるのかと思ってたけど、1クールゆえのスピーディさでいきなり道場からの離反逃亡とあいなりました。そうそう、サクサク進まないと密度充填にやる気ないのかと思っちゃうよね。
しかし前番組と違って(笑) きっちり15禁指定に相当すると分かるシーンが盛り込まれているのはさすがというか。食人鬼と繋がったまま(基本的に興奮すると本性が出るみたい。由香が飲まされたのは媚薬だったのかな)死体となり、そのまま喰われてはらわたをひきずりだ..
posted by 三和土 at 17:17
2006年08月07日
(2006夏:新)「ケモノヅメ」
もしかしてOPとEDはどちらも「ギャラリーフェイク」担当だったユニットなんでは。OP映像は昭和歌謡調に統一されているんで、相乗効果で持ち味が活かされてます。勝手にしやがれ(すごいバンド名)はこう使うべきなんですよなあ。
いや、おもしろすぎた。笑えるしエロいし。WOWOWはやればできる子。
湯浅アクションがこれでもかと何シーンも楽しめて、ちょっと信じられないほど豪華なつくりだと思いました。演出もすごいですよ。ヒロインの由香が初めて俊彦の前に現れた時の、彼の目からみた..
posted by 三和土 at 04:10